あいち相続あんしんセンターの解決事例
生前贈与と遺言での相続の比較
calendar_month 2018年06月29日
弊事務所にて、相談に来られる方から、生前贈与と遺言書を作るのどちらがいいのかということをよく質問されます。
生前贈与の最大のメリットは、不動産、動産、金銭等を自身が元気な内に移動させることができることです。デメリットは、各種費用が高額になりやすいことです。不動産を贈与した場合、贈与税、不動産取得税、登録免許税の対象になります。
遺言書作成のメリットは、費用を抑えることができることです。作成時点では、各種税金などの対象になりません。遺言の効力が生じた場合でも、生前贈与とは、異なり、不動産取得税の対象にはならず、また登録免許税も5分の1になります。デメリットは、効力発生が死亡時であるため、効力が出るのが先になることです。
それぞれのメリット、デメリットをあげましたが、一概には、どちらが良いかということに結論は出せれません。
相談者の方の要望をお聞きさせていただき、1つ1つの事案ごとに検討させていただきます。生前対策をお考えの方で、何から手を付けたらよいか分からない方は、弊事務所にお越しください。