あいち相続あんしんセンターの解決事例
亡くなった方の財産状況が分からない場合
calendar_month 2023年01月13日
幣所に相談にいらっしゃったAさん。
亡くなったお父様の相続についてのご相談でした。
お父様とは30年近く疎遠でした。お父様の住んでいた市からの連絡で亡くなったことを知ったそうです。
当然、お父様の生前の生活状況などもわからないためどうしたらいいのか不安になって弊所に来所されました。まずは相続財産を特定するところから始めました。
亡くなった方の財産状況が全くわからないときには下記のように調査することができます。
預貯金
自宅に残された通帳、キャッシュカード、銀行からの郵送物です。取引銀行がわかれば、その銀行に口座があるかどうか照会をかけることができます。
不動産
登記済権利証(登記識別情報)、固定資産税納税通知書などから物件が特定できれば登記簿にて所有者を確認することができます。
お住まいの市町村にて名寄せ帳閲覧して確認する方法もあります。
有価証券(株式・債権・投資信託など)
信託銀行や証券会社の取引残高報告書、信託銀行から送られてくる配当金のお知らせなどから所有銘柄等を特定することができます。
生命保険、傷害保険など
保険証書や保険会社からの郵送物などから保険会社に照会をかけることができます。
2021年7月より生命保険協会による「生命保険契約照会制度」が創設されました。
こちらに照会をかければ、日本国内生命保険会社(全42社)に保険加入の有無を一括で確認することが可能です。
借金(負債)
信販会社、消費者金融からの請求書などから確認することができます。
または信用情報機関へ照会をかけることにより一括で確認することも可能です。
その他、銀行の入出金履歴にてお金の動きを調べる方法もあります。
いずれに方法もすぐに確認できるものではなく、ひとつひとつ地道に確認していくことになります。
亡くなった方の財産状況が分からない場合には、まずはご自宅にある書類を一つ一つ確認する必要があります。ご自宅が遠方だったり、忙しくて時間が取れないような場合には、遺品整理業者に依頼する方法もあります。
できるだけ早く着手することがその後の相続手続きをスムーズにするためにも必要不可欠となります。なにから手をつけていいかわからない、そんな場合にはお気軽にご相談ください。
まずは、お気軽にご相談下さい。
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相続の手続きには代表的なものだけでも90種類以上あります。また、それぞれの方によっても必要な手続きが大きく異なりますので、ご自身だけで全ての手続きを正確に行うことは非常に困難です。
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