あいち相続あんしんセンターの解決事例
相続の話し合いがまとまらない場合
calendar_month 2022年03月09日
刈谷市にお住いのAさんからのご相談です。
Aさんの父が亡くなり、相続人は長女Aさんと長男Bさんの2人でした。
Aさんは生前父と同居しており、結婚はしていますが子供はいません。
Bさんは賃貸にお住まいで、妻子がいる状況です。
AさんもBさんも仲が良く、将来の事も話し合える仲でしたが相続の話になるともう一つ進まずご相談にいらっしゃいました。
着目すべきは実家の相続で、考えるべきポイントはどこまでの将来を想定するかというものでした。
ご提案内容
まず、端的な考え方をすると、住んでいるからという理由でAさんでいいのではないかというものでしたが、Aさんが亡くなったらどうするか、亡くならないまでも、空き家になったらどうするかといった疑問でした。
更に短絡的にこの問題を捉えればBさんは現在賃貸で、空き家になればBさんないし、Bさんの子息が住むことがあり得るならば初めからBさんでいいのではないか、というものでした。
専門家からのアドバイス
この時点で2人では結論が出せなくなってしまったということになります。
実は上記は問題の一つに過ぎず、他にも様々なメリットやデメリットをお伝えしました。
Aさん取得の場合:実情に権利関係が落ち着く反面、相続対策が必要になる。
Aさんが夫より先に亡くなった場合、夫や、その兄弟が相続人として台頭してしまうので遺言が必須になる。
Bさん取得の場合:実情に合わないが、もろもろ経済的な面もある
Bさんの相続の際、Bさんの家系で引き継ぐことが確約されるため、税金面、手続き面においても最短で経済的。問題は、名義と実際住んでいる人が違うため、予期できることから、予期せぬことまで諸問題が発生する恐れもありますし、Aさんにお子様が生まれたり、養子を貰うなど将来の事情の変化に対応できなくなります。
上記は選択をする上での確認事項の一部に過ぎず、状況などを整理して、すべての均衡を考えベストな選択をしていただけることになりました。
Aさん達のように、まったく揉めていなくても相続がまとまらないというケースはよくあると思います。
目先の課題だけでなく将来まで踏まえ、総合的に後悔のないように、現実的かつ経済的な選択肢のご提案が可能になりますので、手続きでお困りの際はもちろんですが、相続そのものにお悩みの方も、ぜひ一度相談していただければと思います。
まずは、お気軽にご相談下さい。
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相続の手続きには代表的なものだけでも90種類以上あります。また、それぞれの方によっても必要な手続きが大きく異なりますので、ご自身だけで全ての手続きを正確に行うことは非常に困難です。
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