あいち相続あんしんセンターの解決事例
分かりやすく解説!単元未満株(端株)の相続についての解決事例
calendar_month 2020年07月17日
刈谷市にお住いのAさん(男性・70代)からのご相談ですAさんのお父様は5年ほど前に亡くなっています。
その際に土地や建物、預金の相続手続きを専門家にお願いしてすべて終わったと思っていました。
ところが、つい最近信託銀行から亡くなった父親宛に株の配当金のお知らせが届き、驚いたAさんはあわてて幣所にご相談にみえました。
幣所にて信託銀行に照会をしたところ、T自動車の株式5株が亡くなったお父様の名義で残っていることが確認できました。
5株とはいえ、相続の手続きは、土地や預金の手続きと同様の書類が必要となります。
Aさんが保管されていたお父様の相続手続きの際の戸籍などを利用し、株式は、他のご兄弟と相談し、A様が相続することになりました。
あとはその5株の株式をどうするかという問題があります。方法としては3つありました。
- 1つめ:お金に換える(上場会社に買い取ってもらう)
- 2つめ:そのまま単元未満株として証券会社の口座にうつす
- 3つめ:買い増しして1単元(100株)にして証券会社の口座にうつす
Aさんご自身は、株に興味がなく、証券会社の口座もお持ちでないということでしたので、上場会社であるA自動車に買い取ってもらうことにしました。
このような単元未満株は、信託銀行が管理していることがほとんどです。
そのため相続時に気づかれずに何年も放置されていることが時に起こります。
信託銀行から配当金のお知らせなどが亡くなった方の名前で届いたらお早めに確認されることをおすすめいたします。
株の相続手続は非常にわかりにくく煩雑です。
専門家にお任せいただくのが一番の近道かと思います。
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