初めての相続対処のコツ
相続は、多くの方にとって一生に1回か2回だけ経験する出来事です。
当事務所へ相談にいらっしゃる多くの方が、相続未経験者であり、
正直、どう進めたら良いのか分からないという方がほとんどです。
または、回りの曖昧な情報で、間違った理解をされているケースも多いです。
そこで、今回は、毎月約30件、相続の御相談を受けている中で、共通する
まずは押さえるべき、基本の 「相続のコツ」 をお伝えします。
実例
愛知太郎さん:平成28年1月3日にお亡くなり。
相続人は、妻:愛知花子さん。長男:愛知一郎さん。二男:愛知二郎さんの3名。
財産は、自宅不動産2000万円、預貯金2500万円、生命保険2000万円です。
ポイント1 まずは、相続税が発生するか否かをチェック!
相続税基礎控除は、
3000万円+600万×相続人の数 です。今回のケースでは、4800万円控除になります。
生命保険の控除は別枠で、
500万円×相続人の数 です。 今回は、1500万控除されます。
今回は、200万円が、控除枠からはみ出しますので、税理士の先生をご紹介となります。
ポイント2 必要書類は、銀行も不動産も株式も、とにかく全部同じ!
実は、相続の基本の流れは一本だけなんです。まずは基本の流れをしっかり作り、
その後に、名義変更へと進むことが重要です。
この順番で行う事で、時間と労力を節約でき、相続人間の余計なもめ事解消にもつながります。
ポイント3 もめない遺産分割のポイントは、財産目録です!
もめない相続の基本は、財産をしっかり開示してから話し合う事です。
財産を開示しないと、人間ですから、
「もっと財産があるんじゃないか」「財産を隠しているんじゃないか」と
疑心暗鬼になりやすく、もめる火種になります。
